楽器可賃貸・楽器も使える防音アパート:園田大阪杉原土地

楽器可能賃貸です。音楽を楽しみたいあなたに防音室が付いているアパートマンションです。大阪まで徒歩と電車で23分自然がある藻川のほとりです。

電話06-6491-6339〒661-0971兵庫県尼崎市瓦宮2-18-15 掲載の楽器可賃貸は杉原土地有限会社の自社物件
年中無休8:00-18:00現在の防音室の空室スマートフォンに演奏した楽曲を入れてご見学下さい

FAQ

FAQ

スピンドルピン周りを修理するのはどうすればいいですか

スピンドルピン周りを修理 グラスウールのパッチ張りボタン取り付け

スピンドルピン周りが
傷んでしまいました。

たぶん
椅子の背もたれが当たって
スピンドルピンが
曲がって
グラスウール吸音板の中に
ボタンが
めり込んで仕舞いました。

全面取り替えるには
すこしもったいないので
修理することにしました。

めり込んだスピンドルピンの
ボタンを取り除き
表面材の
グラスウールを
パッチ張りしようと思います。

しかし
ボタンを取り除くのは
普通は外すことはできません。

ボタンは
スピンドルピンに一度差し込むと
どんなことがあっても
抜くことはできません。

建築用語でいう
「地獄」になっていて
差し込むときは
順目ですが
差し込むと
逆目になって
抜けないような構造になっているのです。

取り除くためには
ボタンを潰すか
スピンドルピンの軸を
切断するかにです。

本例では
スピンドルピンは再利用しますので
ボタンを潰す方法で
行いました。

プライヤーで
挟んで
引っ張ると
取り除けます。

グラスウールを
パッチ張りして
新たにボタンを取り付けると
修理完了です。

スピンドルピンの施工方法については

防音壁 吸音材の挟む位置はどのように考えればいいでしょうか?

結論から先ず言うと

  • 防音室内に張り付ける場合はできるなら壁から間隔を開けるのが最善です。
  • 有孔ボードと壁との間に入れる場合は有孔ボード側に入れる方が効果があります。
  • 防音壁内に入れる場合はできるだけ多くを入れること
    一部分に入れる場合は殆ど同じですが音源側に入れるのが効果があります。

です。


グラスウール吸音板を挟む位置は用途に応じて次の様に分類されます。

  • 防音室内部表面に取り付けてデッドな空間(吸音率の高い反響しない空間)を作るためのグラスウール吸音板
  • 有孔ボード(穴がブツブツ開いている板状の吸音板)の壁側に設置して有孔板の低音側吸音率を上げるために使うグラスウール吸音板
  • 防音壁の内部に設置して共鳴透過を防ぐグラスウール吸音板

の役割があります。適材適所のグラスウール吸音板の使用がその効果を高めます。

○防音室内部表面にあって反響を少なくして音楽環境をよくするために使うグラスウール吸音板

いわゆるデッドな空間を作るために使うグラスウール吸音板です。密度のある程度高い物をなるべく厚く使う必要があります。厚みによって効果のある吸音域が異なります。厚いほど低音側に吸音域は移動しますが通常の使用では高音域の吸音です。
吸音材を壁より離して設置すると低音側に吸音域が移動します。

○有孔板(穴の開いている板状の吸音板)の裏側(壁側)に設置して有孔板の低音側吸音率を上げるために使うグラスウール吸音板

有孔板(有孔ボード、有孔吸音板と呼ばれる穴の開いた板状の吸音板)を用いるとき壁との空間に吸音効果を高めるためにグラスウール吸音板を詰めます。
一部の充填なら有孔板側に設置するのが最善です。

○防音壁の内部にあって共鳴透過を防ぐグラスウール吸音板

頑丈な防音壁が隣り合ってある場合にはその間隔が狭い場合は「太鼓のようにその間を音が反響し合って共鳴する現象」が見られます。音の周波数と防音壁の周波数が一致するときに共鳴する現象です。この場合防音壁間の音圧を下げるためにグラスウール吸音板を使います。
使い方はなるべく密度の高いグラスウール吸音板を防音壁間にできるだけ多く挟み込みます。
共鳴透過を防いで防音性能を上げるためには防音壁間の距離をなるべく大きくして密度の高い吸音材を多く挟み込むことです。
間隔は7cm以上あることが必要です。

コインシデンス効果とはどのようなものでしょうか

遮音については
質量則と言う法則が理論的に確立しています。

質量則によれば
「遮音性能は防音材の重さと音の周波数に比例する」ということです。

しかし質量則の理論値と
実際の測定値には
2箇所で開きがあります。

低音側の共鳴透過と呼ばれる透過と
高音側のコインシデンス効果と呼ばれる
透過です。

コインシデンス効果を
視覚的に説明するのは
簡単なようで
難しいのですが
模式図を作ってみました。
コインシデンス効果模式図
音はご存じのように
縦波で
空気が密の部分と疎の部分が流れてきます。

防音材に疎の縦波の音が斜めに当たると
防音材が振動します。

熱いお茶を吹いて冷まそうとすると
お茶の表面にさざ波が立って
流れるよう見えることが
あると思います。

それと同じことが
音と防音材についても起こるのです。

防音材の振動は
その材の特有の揺れ方をします。

その特有の振動と
音の周波数と
音の入射角が合えば
模式図のように
あたかも透過したように
なるのです。

防音室の壁(スーパーストラクチャー)の曲がり部分はどのようにしますか

小社では
防音室の壁天井を
スーパーストラクチャーと呼んでおります。

普通の壁や天井の構造でないのと
天井壁を区別する必要がないため
そう呼んでおります。

スーパーストラクチャーは
ユニットで作る方法を
使っています。

防音室の外側の防音部材を
ユニット毎に張った後
組み立てます。

ユニット同士を接続しなければなりません。

まっすぐの場合や
直角に曲がる場合は
シリコーンを付けてネジで留め付ければ完了です。

曲がっている場合は
簡単には
いきません。

使用材は
正方形か長方形ですので
直角以外の曲がりは
すべて考慮しないと
隙間がないように適切に接続できません。

そこで考えられる方法は
次の2点です。

  • 1.斜めの材を引き立てて使う方法
  • 2.曲がり部分をひとつのユニットで作る方法

1.斜め材を引き立てて使う方法
長方形しかない材ですので台形または3角形の材を作ってユニットの端部に使うか張り付けます。
角度が直角より少しずれている場合はこの方法はかなり有効です。

防音壁が曲がっている場合の配置 角に斜め材を付ける場合

防音壁が曲がっている場合の配置 角に斜め材を付ける場合


2.曲がり部分をひとつのユニットに作る方法
ユニットは既成材を使うため一定の寸法で作られます。
小社が使うスーパーストラクチャーは幅610で作ります。
防音室は出来るだけ大きく作りますので半端が必ず出来ます。
そのため端部には端数のユニットが作られることになります。
その端数が30cm以下の時には端数同士一緒に作る方法が接続箇所を少なくなるので最善の方法と
考えております。
防音壁が曲がっている場合の配置 ユニットで作る方法

防音壁が曲がっている場合の配置 ユニットで作る方法


防音壁が曲がっている場合は

防音壁が曲がっている場合は

反響時間の測定方法はどのようにしますか

残響時間を測定するパソコン・スピーカー・マイク

音楽を
される人は
残響時間が
気になります。

音楽家の人は
残響時間が短いことを
「デッドな空間」とか言います。
ちなみに残響時間が長いと
「ライブな空間」と言います。

この残響時間が
音楽をする人には
気がかりなんです。

残響時間は
60dB下がるまでの時間で表されます。

即ち
残響時間を計るためには
任意のパルス音(瞬間的な音)を出して
スピーカーからの音がなくなってから
部屋の中の音が60dBまでの下がる時間を計ればいいのです。

使用する機器は
パルス音を出すスピーカーと
時径で音が計れる騒音計が必要です。

パルス音自体はパソコンに保存して出力することが出来ます。
騒音計はパソコンとマイクで出来るようになっていて
それを時径で記録することも
パソコンで可能です。

即ち
パソコンと
スピーカーとマイクと
専用のソフトがあれば
残響時間は測定することが出来ます。

小社では
パソコン・ベースギターアンプ・コンデンサーマイクを使っています。
専用ソフトは「MySpeake」です。

B106残響時間

B106残響時間


ベースギターアンプは低音はよく再生できますが高音域は再生できません。
5KHz・10KHzは全く再生できておりませんので上記表の当該値は価値がありません。
上記お部屋の場合
100Hz付近では残響時間0.5秒 平均吸音率は0.1
500Hz付近では残響時間0.2秒 平均吸音率は0.25
です。
お部屋の平均吸音率 α
α=1-e^(-0.162×V/S/t)
α=0.161×V/S/t
但しvは部屋の容積m3
 Sは部屋の壁面積の合計m2
 tは残響時間秒
 eは自然対数の底2.71828

スーパーストラクチャーの固定方法はどのようにしていますか

  • スーパーストラクチャーの固定方法 ウレタンの塗布
    スーパーストラクチャーの固定方法 ウレタンの塗布

防音室の壁天井の部分は
小社では
スーパーストラクチャーと呼んでいます。

壁天井というと
区別するみたいで
概念を含まない
スーパーストラクチャーと呼んでいます。

さてその
スーパーストラクチャーを
どのようにして
床にまたは
コンクリートブロック壁などの
立ち上がりに
固定されなければなりません。

床の場合は
ベースメントですから
単に
ネジ止めすればいいのです。

外壁などの場合は
コンクリートや
コンクリートブロック壁に
取り付けています。

相手は
コンクリートですから
ネジで留められません。

そこで
アンカーボルトで
留めます。

下から湿気が上がってこないように
ウレタン防水の塗布します。

またシリコーンが良く付くことも
配慮しております。

隙間が生じないように
シリコーンを
塗布しておきます。

この上に
スーパーストラクチャーを載せますので
アンカーボルトの頭が
出ていては
困るので
座彫りしています。

防音室の換気扇は室外か室内か

防音室は換気装置が必要です。

音が漏れないように
換気チャンバーを取り付けます。

そして
機械換気の
装置を付ける必要があります。

換気装置を取り付ける場所は

  • 防音室の室内に換気装置を取り付ける
  • 防音室の室外に換気装置を取り付ける

のふたつの位置が考えられます。

もちろん
換気チャンバーの中というのもありますが
メンテナンスが出来ませんので
そのような方法は
問題外です。

この換気装置は
もちろん機械ですので
音が発生します。

静音式の
機械でも
防音室の静けさなら
大きな音に聞こえてしまいます。

音が
ない方が
良いに決まっていますので
答は
室外に換気装置を
取り付けることです。

防音室の換気装置は室外が最適 改善前

防音室の換気装置は室外が最適 改善前


室内では機械の音が気になる
防音室の換気装置は室外が最適 改善後

防音室の換気装置は室外が最適 改善後


室外の機械換気の音は全く聞こえなくなります。

写真は準屋内でほとんど雨のかからないところですが
普通は
防水・耐水にしなければなりません。

2重防音壁の窓はどのようにすると効果的ですか

  • 窓の防音 窓周りにグラスウール張り不織布の取付
    窓の防音 窓周りにグラスウール張り不織布の取付

2重の防音室に窓を設置した場合
窓は
防音上の弱点です。

窓の
防音性を
高める方法を
定性的に述べれば、

  1. 窓を気密性の高い物にする
  2. 窓ガラスを厚いものを使う
  3. 窓は何重にも入れる
  4. 窓ガラスは種々の組み合わせが良い
  5. 窓の間は出来るだけ距離を大きくする
  6. 窓の間の吸音性をあげる

です。
最近のアルミ窓は標準のアルミ窓でも
気密性は高いので
窓の向こうに特に苦情の出るような施設がないなら
2重で充分です。

ガラスは
外側は6.8mmのラフワイヤー
(向こうが見えない網入りガラス
普通に使うガラスで普通のアルミサッシに入れることが出来る一番厚いガラスです。)

内側の5mmの透明ガラスを小社では使っています。

窓と窓の間隔は
防音壁を2重に作った間隔をそのまま使用しています。
16cmあります。

もう少しあって
斜めになっていると
もっと効果的ですが
防音室が
狭くなるので
このくらいにしております。

それから
一番大事なのは
窓の間の吸音性です。

吸音率を上げると
共鳴透過が
減少します。

窓の横を
写真の様に
不織布で
吸音材を覆って吸音性を高めます。

法律では防音室の換気はどのように決まっていますか

建築基準法は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、
国民の生命、健康及び財産の保護を図り、
もつて公共の福祉の増進に資することを目的としています。

換気のないお部屋では
良好な住環境を得ることはできません。

そのため
継続的に使うお部屋には
建築基準法第28条で
部屋面積の20分の1の開口部を設けるか
それが出来ない場合は
機械換気で必要量を換気することを規定しています。

換気量は
大きなお部屋には
たくさんの人がいるので
多くの換気が必要です。

逆に小さなお部屋は
少しの換気量で充分です。

防音室では
開口部を設けても
使用時に
開け放すことは出来ませんので
当然
機械換気を
設備する必要があります。

機械換気とは
換気扇とか
シロッコファンで
空気を強制的に
入れ替えるものです。

建築基準法施行令第20条の2で
機械換気する場合の
必要換気量を規定しています。

必要換気量はV (m3/hour)は
V=20Af÷N
ここで
Af;部屋の床面積m2
N;1人当たりの実際の床面積 3m2以上の場合は3m2とする
と決められています。

 

(居室の採光及び換気)
第二十八条
2 居室には換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、二十分の一以上としなければならない。
ただし、政令で定める技術的基準に従つて換気設備を設けた場合においては、この限りでない。

建築基準法施行令
(換気設備の技術的基準)
第二十条の二
 
  (1) 有効換気量は、次の式によつて計算した数値以上とすること。
     〔V=20Af÷N この式において、V、Af及びNは、それぞれ次の数値を表すものとする。
V 有効換気量(単位 一時間につき立方メートル) Af 居室の床面積(特殊建築物の居室以外の居室が換気上有効な窓その他の開口部を有する場合においては、当該開口部の換気上有効な面積に二十を乗じて得た面積を当該居室の床面積から減じた面積)(単位 平方メートル)
N 実況に応じた一人当たりの占有面積(特殊建築物の居室にあつては、三を超えるときは三と、その他の居室にあつては、十を超えるときは十とする。)(単位 平方メートル)〕

建築基準法施行令

ドアの枠と板を接着すると剛性はどのくらい上がるか

小社では
防音扉を
自作しております。

防音を
高めるために
接着して
一体化しております。

壁材と下地とか
枠と板材とかは
必ず接着しております。

それでは
どれほど
剛性が上がるか
計算してみることにしました。

剛性とは
力を加えたときの変位の度合いを表します。
剛性が強いとは力を加えたときの
変位が少ないことを表します。

この剛性の指数は
断面二次モーメントという数値で
表します。

断面二次モーメントとは
断面の中心線からの距離の二乗に
その部分の材積を乗じたものを
積分したものです。

矩形なら
bh3/12で表されます。

但しbは幅
hは高さ

枠は27mm×105mmですので
単独なら260cm4

板材は
有効幅厚比を厚の10倍とすると
15mm×150mm
断面二次モーメントは4.2cm4

としかなりません。

これを接着して
一体化したとしたら
725cm4となります。

単独に比べると
3倍に増加しております。

実際のところ
100パーセント接着できませんし
板材の有効長さが
あるとも限りませんが
剛性が増すことだけは
経験上も
計算上も
確かなことです。